Specialty Cacao

豊かな自然の森で育つ良質のカカオ。
コーヒーチェリーと同様、パナマやコロンビアのカカオは
独特のフルーティーなアロマが特徴です。
天然の原料を使用した、手作りのチョコレートと香り高く
体にもやさしいカカオ製品をお届けします。

チョコレートの原料であるカカオ果実は、中米が原産地です。

この地域では古くから良質のカカオが栽培されていますが、とりわけパナマのカカオ生産量は少なく、北部のカリブ海沿岸の地域、先住の人々であるインディヘナが主に生活する地域で栽培されています。

天然の森の中で、自然のままに育てられるカカオは、全体のわずか20%だけを収穫することができ、残りの80%は、森に棲む動物や昆虫、菌類といった他の生物の恵みとなっています。

このような多様性にまもられた、豊かな森で育ったパナマのカカオは、言うまでもなく、その品質と香り、味に優れていますが、実はその稀少さゆえ、これまで国内外では、知る人ぞ知る存在でした。主にヨーロッパ向けに原料として輸出されていた、そんなパナマのカカオは近年、地元の新たな創業者たちの努力によって、深い森で収穫した実を、その場で発酵、加工、そして生産地から世界に向けて出荷できるようになりました。

穫れたての新鮮なカカオの実から、そのまま仕上げられたカカオニブやパウダー、そしてチョコレートは、カカオの実が本来もつ、素晴らしいアロマと、豊かな味わいを楽しむことができるはずです。

パナマ北部のカリブ海沿岸、ボカス・デル・トーロ地域は、熱帯の気候と、肥沃な土壌、ハリケーンなど自然災害がほとんどなく、豊かな熱帯林と海によって多様な生態系がまもられ、カカオの生育にとってまたとない恵まれた条件の土地です。

良質なカカオが育つための、貴重な自然環境とバランスを崩すことなく、そこで暮らし、働く人たちにとって、より良い環境を築き、これからもずっと維持していけるよう、現地のメーカーやサプライヤーと、生産者との間では、かつてよりも高く適正なレートで取引がなされています。