Welcome visitors to your site with a short, engaging introduction.
Double click to edit and add your own text.
2023.9.20 (WED) 19:00 START
日本とパナマコーヒーをつなぐ架け橋となる、全く新しいコンセプトの焙煎大会。
80名を超えるロースターの中から選出された16名による決勝大会がいよいよ開幕します!
当日は、決勝審査だけでなく
パナマコーヒーのウェルカムドリンクや
様々なゲストとのトークセッション
コーヒー豆のプレゼント企画なども予定しています。
決勝会場の紹介
東京の原宿dotcom spaseにて最終審査を行います。
Address
dotcom space Tokyo
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目19−19
エリンデール神宮前 B1F
イベント料金:無料
イベント時間:19:00 - 21:00 (途中入退場OKです)
決勝大会の概略
-
ジャッジチームは、競技会経験豊富な豪華な顔ぶれ
決勝戦も引き続き、日本チャンピオンをはじめ、競技会経験豊富なベテランが勢ぞろい。決勝もジャッジチームより一人ひとり丁寧な評価とスコアシートの返却を行います。
-
トラディショナル部門は一般のオーディエンスによる投票が目玉!
トラディショナル部門の決勝戦は、ジャッジチームの評価に加えて、ご来場の熱狂的なスペシャルティコーヒーファンの皆様にも試飲にご参加いただき、決勝投票を行います。
-
ゲイシャ部門は食のスペシャリストチームによる審査を行います。
コーヒー分野のジャッジチームだけでなく、食のスペシャリストチームを外部審査員としてお招きし、コーヒー以外の観点で、パナマゲイシャの素晴らしさを評価していただきます。
トラディショナル部門
新しい品種の特性を理解し、次のトレンドを先取りする次世代のパナマコーヒーのテロワールを表現する。
それが、既存のスペシャルティコーヒーの熱いファンの皆様に受け入れられることがでできるのか?
「What's Next for Panama Coffee
パナマコーヒーの次の展開」
決勝評価テーマ
アウロマール農園 ルパオ ナチュラル
Auromar, Lupao, Natural
トラディショナル部門課題豆
世界に名高い「アウロマールゲイシャ」を育む農園で、自然の交配によって誕生した、まったく新しいパナマ産オリジナル品種「ルパオ」。
農園主ロベルト・ブレネスと彼のファミリーが、パナマコーヒーの新たな可能性を見出し、最大限の愛情を注ぎ込んで育て上げた「次世代のコーヒー」が、いよいよ世界に向けてデビューすることになりました。このチェリーに込められた、アウロマールの人たちの深い愛情と希望、そして秘められたコーヒーの可能性を、ここに託された私たちによって、飲む人に新たなコーヒー体験と幸せな時間をもたらしてくれる、素晴らしいコーヒーとして、より多くの人たちに伝え、育てていけたらと願っています。
ルパオのストーリー
「Lupaoの、ありそうでない物語 ー The unlikely story of the Lupao bean.」
アウロマールは、パナマゲイシャコーヒーの世界ではよく知られている農園です。 私たちの農園は 2009年6月に設立され、新しく到着したゲイシャ苗の最初の植え付けが行われました。 それは魔法のような瞬間でした。2年目、成長するゲイシャの樹々の中で、互いに遠く離れた場所で、ゲイシャの木にも、他の既知の品種にも似ていない、背丈が極端に低い木が2本あるのを見つけました。 当時、純粋な好奇心から、私たちはそれらの奇妙な木たちを保管し、モニタリングすることにしました。3回目の収穫シーズンに、これらの木はいくつかのチェリーを実らせましたが、それらはすべて近隣のアラビカ種の平均的なチェリーよりも大きなものでした。やがてこの奇妙な木の茂みが、丈夫で、まるまるとした立派なコーヒーの木に変わりました。 それらは、あたかもそこの固有種であるかのように、敷地内で最も「幸せな」木でした。 そして、その木が実らせたチェリーからは、カッピングとグレーディングに十分なコーヒーが収穫されたため、私たちはその種類の木だけの、実験用の区画を植えることにしました。あの驚くべき発見から5年目までには、一本の木あたりの収穫量が、商業的に十分なものであることはすでにわかっていました。
また、クロマトグラフィー分析により、70% がゲイシャ種を含むハイブリッドで、残りがカトゥアイと微量のブルボンの組み合わせであることもわかりました。その後、作付面積を増やしていき、2023年の収穫では、前回の収穫量90キロから約200キロのチェリーが収穫されました。
そして徐々にバイヤーからも注目されるようになり、少量ずつ出荷されるようになりました。私たちはこの新たな品種の木の起源については未知であったため、従来の品種にちなんだネーミングにならないよう細心の注意を払いました。 そこで、名前を考えてみることにしました。 女性を第一とするアウロマール家の伝統に従って、創業者ロベルトの二人の長孫娘、ルシアとパオラの名前を組み合わせてみました。
それが、そうルパオ、ルパオなのです。カッピングファンにとって、ルパオは落ち着いたフルボディのパナマゲイシャの香りとアロマを持っています。 それでも、より伝統的なアラビカ品種の後味が強く残っています。
手入れの負担も少なく、収穫量が向上しているため、私たち農園はルパオを、お求めやすいエントリーレベルの価格で市場に提供しています。
つまり、言うなれば私たちはそれを「みんなが楽しめるゲイシャ- The People's Geisha」と呼んでいました。
ルパオよ、いつまでも!
アウロマール・パナマチーム
The Auromar Panama Team.
Piedra Candela, Chiriquí
アウロマール農園からの応援メッセージ
トラディショナル部門ファイナリスト
ゲイシャ部門
コーヒーのカテゴリを超えて美食家の舌を唸らせたコーヒー生産の先駆者ペドロ・モスの情熱や狙いを理解し、「パナマゲイシャ」の概念を超えた食体験の美しさをカップに表現する。それが、他ジャンルの食のスペシャリストチームたちを満足させることができるのか?
「Progressive Artisanship
次に飛び越えていく」
決勝評価テーマ
ラ・ウエリア ゲイシャ ナチュラル N97 アナエロビック Lot 2
La Huella, Geisha, Natural N97, Anaerobic Lot 2
ゲイシャ部門課題豆
パナマを飛び越え、世界のコーヒーの常識を変えた孤高のイノベーター、ペドロ・モスが、長年の探求と手法によって完成させるパナマコーヒーの新たなフラッグシップ「N97」
多様な地理と気象条件の高地ボケテで、一年を通した雨量、温度と湿度、風向き等、徹底したリサーチのもと、最もコーヒーの精製に適した土地を選び、そこに自ら石を運んで囲いをつくり、アフリカンベッドを並べてコーヒーのプロセスを始めたのが今からおよそ10年前のこと。彼が足を運び、独自に見極めた農園で収穫されたチェリーを、近所の仲間数名以外はほとんど人の手を借りずに、日夜チェリーをかき混ぜ、状態をモニタリングしながらプロセスを手掛ける様は、周囲から「世界一プロセスにこだわる男」と言われていました。また、地域の人々、とくに子供たちの生活と、とりまく自然環境を維持するために、コーヒーづくりに必要な資源やエネルギーを最低限に抑えることを実践した結果、従来のような大量の水を使用するプロセスではなく、発酵の部分を活用した精製方法に着目、独自に研究を重ねてきました。
奇しくも、その後のパンデミックと深刻な異常気象をきっかけに、パナマの各農園でもアナエロビックプロセスが注目されるようになりましたが、それ以前からペドロ・モスは、独自にシビアな発酵のコントロールによって、それまでにないチェリーのアロマと、テロワールを極限まで引き出す手法を完成させていた一人でもあるのです。結果、2019年には、「食のオスカー賞」と言われる英国Great taste awardにて、ウエリアのゲイシャ生豆を使用したDark Woods Coffeeのコーヒーが金賞を受賞。審査をした世界的なグルメの権威をして、「これまでのコーヒーの常識をまったく変えてしまった」と言わしめるまでになりました。
パナマを飛び越えた世界的な評価をよそに、ペドロ・モスはさらなる高みを目指すべく、プロセスの探求と実践を続け、2020-21年度の収穫ロットより、あえて「パナマゲイシャ」ではなく、「パナマテロワール」という新たなブランド化を図り、
さらに自身の評価でのスコア「満点」をコンセプトとした、「N97」という最高グレードのコーヒーづくりを手掛けはじめました。今回はその2期目となる、2022年度プロセスのLot 2と名付けられたロットで、すでにN97としてのインパクトが完成された前年のものから、さらに別次元に飛躍を遂げた作品として評価を得ているナチュラル・アナエロビックのものです。
ラ・ウエリアは現在、一杯のコーヒーになるまでの品質へのこだわりから、ペドロ・モスが絶対的な信頼をおく、世界でたった三人のバイヤーだけに生豆を卸しています。コーヒーの最高峰となった「パナマゲイシャ」によって、さらにその次の最高峰の代名詞となるべきブランド「パナマコーヒー」。 彼のブランド「La Huella Cafe de Panama(ラ・ウエリア・カフェ・デ・パナマ)」にはそんな彼の熱いメッセージと意図が込められているのです。